ブログ

OPEN SQUARE PROJECT 福永敦
ca-courses.com
まちの音をきいて、音のかたちを描くワークショップの第2回。シートは福永さんの手によって切り抜かれ、展覧会会期中に、アサヒ・アートスクエアの外壁を彩ります。 前回に続き今回も、子どもから大人まで15名の参加者が集いました。 福永さんがワークショップの進め方を説明。何もないところから音を書くのではなく、音が出る必然をまずは考えます。まちの風景を想像し、物語のあるシーンを切り取り、その絵を描いてみるのが、最初のステップ。 そして次に、自分の絵から聞こえて来そうな音を思い出したり、想像し、一気に擬音語をつけて行きます。勢いの良い音には、勢い良くペンを走らせ。静かな音には、ゆっくとペンを走らせる。そうして皆さん、自分なりの擬音語をさまざまに描いて行きました。[坂田]
本日、「福永敦 ハリーバリーコーラス――まちなかの交響 墨田と浅草 」のオープニングを無事に迎えることができました。本展覧会の開催にあたり、多くの皆様から多大なるご協力を頂戴いたしました。あらためまして心より御礼申し上げます。 展覧会は2月3日[日]まで続きます。関連イベントも充実しています。入場料は500円。高校生以下および18歳未満の方は無料です。ぜひお気軽にご来場ください。 展覧会詳細:http://www.asahiartsquare.org/ja/projects/post/798/ そして夜は、水戸芸術館現代美術センター学芸員の竹久侑さんをゲストに向かえて、オープニングトークとレセプションを開催しました。竹久さんとのトークでは作品に対する疑問点なども率直にご指摘いただき、福永さんの今後について、示唆に富んだご意見を様々にいただきました。ありがとうございました。[坂田]

設営5日目

2013.01.12
10時、いつものミーティングからスタート。一日の流れを確認。設営5日目。月曜日から、連日朝から夜遅くまでの作業が続き、さすがに全員の表情に疲れがみえる。再生機を一斉再生するためのスイッチの動作確認。5Fラウンジスペースと受付まわりの準備など、それぞれ作業をスタート。会場で配布する福永さんを紹介する冊子が届く。寄稿してくれたのは、ベルリン在住のアートコーディネーター、河村えりさん。英訳は福永さんのご紹介で知り合った大坂紘一郎さん。デザインは、チラシ、ポスターもお願いした木村稔将さん。 12時、早めのお昼。 13時、村井さん、樋口くん、大庭でスイッチの実装をスタート。200メートルほど用意した 23台のMP3プレイヤーをつなぐケーブルがどんどん減って行く。スイッチが上手く動作するかどうか。上手くいかなければ、これまでの作業が全てパア。手作りの一点ものならではの緊張感。嫌いではないが胃が痛い。 16時、5Fラウンジの準備がほぼ完了。5Fからも4Fの作品を眺めることにする。それと休憩所。残るは、福永さんがチラシのメインビジュアルとして制作したコラージュ「ハリーバリーマップ」をどこに掲示するか。4Fの暗転した空間との関係を考えながら、夜決めてもらう。 18時、昼過ぎから準備してきた23本のケーブルのはんだ作業が終わり、一斉テスト。大庭がスイッチを押す。みんな息を飲む。一瞬間があって、空間に一斉に音が溢れ出す。喜ぶ気持を抑えて、一台一台聞いて回る。問題なく、動作確認がとれる。拍手。これまでの地道な作業が報われた瞬間。村井さん、樋口くん、大庭も少しほっとした様子。ただ、まだセンサーに反応する再生機の改造が残っている。 20時、設営最終日。最後のご飯。ここまであっという間。食べてから、それぞれ担当の作業。 22時、会場の清掃を始める。今晩の作業と明朝に積み残す作業をどうするか、打合わせ。会場マップの裏面に掲載する、今回の音のリストの確認。 24時、25時、26時 夜食、27時、、作業は続いています。 いよいよ本日、オープンです。[坂田]

設営4日目

2013.01.10
*以下、メモそのままで失礼します。 10時、コーヒーがはいったところで全員集合。テーブルを囲んで朝のミーティング。サエグサさん一人抜けるだけで、空気感が少し違う。今日の目標は、連日続いたMP3プレイヤーの改造を一段落させ、空間全体に配置すること。これで一旦、当初のプランが具現化する。 福永さんは20台以上のMP3プレイヤーから流す音源を、ひたすらつくる。出来上がる空間をイメージしながら、想像の中で、音源のセレクトとボリュームを調整。村井さん、樋口くん、大庭は、改造とスピーカーを設置するための配線の準備など、連日続く作業を、そのまま続行。 13時、お昼ご飯。岡田が野菜をたくさん食べたいという樋口くんリクエスト[?]に応えてくれる。村井さんは、回路の設計図を確認しながら、食事。時間がない。食べた後は、進捗を確認。それにしても、空間にものを設置するわけではないので、全員が必死に作業をしているのに、こうも連日変化のない現場も珍しい。昨年の北川展では設営はほぼ大工仕事だったので、定点カメラをつかって空間がドラスティックに変わってく様子を撮影したが、今年やっても全く変化が分からないに違いない。「変化しているのは、毎日の献立ぐらい」と大庭。「PCに向き合うだけの作業は、制作が進んでいる実感が得づらい」と福永さん。 14時、必要な音素材を録音しに、福永さんと岡田は一旦外へ。近所のカフェでの録音の予定だったが、急遽変更し、アサヒ・アートスクエアの前の広場でやることに。マイクの設置許可をもらうために、岡田、坂田で関係各所にご相談。何とか、許可がもらえ録音。会場内では村井さんがはんだづけ作業。樋口くんは、MP3プレイヤーに音源をインストール。大庭の高所作業が続く。 19時、一旦集合して、夜ご飯。村井さんから改造が終了したとの報告あり。全員で協力して、MP3プレイヤーを一気に設置する段取りを確認。プレイヤーの養生、再生方法、吊り作業など、一通りの段取りを大庭がレクチャー。 20時、素材を揃える人、詰める人、結わく人、設置する人。役割を決めて、福永さんのプラン通りに設置して行く。 22時、9割方、設置が完了。全ての音源を再生する。空間に音が響く。懸念していた音量レベルも問題なくクリア。後は、全体のバランスをどうとるか、照明も本番に近づけて暗くする。みんなで聞く。視覚的な情報が減り、耳の感度が上がるような感覚。照明の微妙な調整は明日以降だが、だいたいの方向性を決める。 23時、一先ず今日の目標は達成し、作業を終了。 オープニングまであと2日となりました。1/12[土] 19:00〜のオープニングトークには、水戸芸術館の学芸員 竹久侑さんをゲストに迎えます。レセプションもございます。ぜひお気軽にご参加下さい。[坂田] [オープニングトーク・レセプションの詳細はこちら] http://www.asahiartsquare.org/ja/schedule/post/817/ [昨年の北川展の設営風景の記録「Install Landscape」] http://www.youtube.com/watch?v=CsqBKn7RZ78

設営3日目

2013.01.09
*以下、メモそのままで失礼します。 10時、いつものようにミーティングからスタート。 福永さんは、音の設計図を、具体的に空間化して行く作業。パソコンと向き合いこれまで作ったまちの擬音語を空間に追加。ガーガー、ギーギー、チャカチャカ、チーチー、パツン...、響き合う擬音語の量は時間と共にどんどん増えて行く。大庭は、今後追加する再生機器の準備のために、高所作業台での作業。村井さん、樋口くんの改造チームはひたすらはんだづけ。休憩場所で「あー目が疲れる」と村井さん。 13時、大阪出身の岡田によるお好み焼きをみんなで食べる。事務局サポートの脇さんも加わり7人での賑やかな食事。 午後、村井さんが電子工作部品の調達に秋葉原へ。樋口くんはんだごて作業を続ける。坂田、大庭で5Fの空間のテスト。暗闇をどうつくるかを具体的に検討。一段落した樋口くんも加わり、不要なテーブルなど運び出してくれる。岡田は賄いの準備をしながら、合間を見て、追加でチラシを設置する場所の洗い出し。 夕方、賄いの準備を終えた岡田が近くの100均ショップへ走る。休憩時間に、蓮沼執太さんと電話で打合わせ。作品プランと機材手配、申請関係、ミーティングの日取りを確認。テクニカル面の細かな確認は大庭が対応。2月の蓮沼さんの初の大規模な個展「音的」の準備も同時に進んでいる。電話口で「結構恐そうな音が聞こえるけど、福永さん?」と蓮沼くん。そういえば、デザイナーの木村さんも同じことを言っていた。確かに迫力のある人の声には「恐さ」がある。 21時、受付に掲示するパネルの原稿を福永さんと最終確認。デザイナーの木村さんに直しをお願いすると、すぐに念校が届く。校了。印刷所への入稿をお願いする。 22時、この3日間音響システムを担当したサエグサと福永さん、として大庭を加えた3人で記念撮影。福永さんに付きっきりで、システムの立ち上げから、ソフトの操作、音空間づくりまでサポートしてくれたサエグサは今日が最終日。作品に対する率直な意見ももらう。会期中に再会することを約束。 全員で作業状況を確認して終了。 オープンまであと3日です。[坂田]

設営2日目

2013.01.08
10時、ミーティングで1日の流れを確認した後、作業スタート。主な作業は、音響システムのセットアップと、再生機器の改造。今日から樋口くんが、村井さんのアシスタントとして参加。 11時、J-WAVEのクリス智子さんがナビゲーターを務めるラジオ番組「アトリエ・ノヴァ」の取材。「週末に出かけたくなるような情報をお届けする」という10分間の紹介コーナーで、本展を取り上げていただけることに。今日は制作の高橋まり子さんがいらっしゃり、福永さんに展覧会の概要や見どころなど、丁寧に取材していただきました。放送予定日はこちらです。 --- J-WAVE「atelier nova」 「MITSUIFUDOSAN Come Across Tokyo」(三井不動産提供) http://www.j-wave.co.jp/original/atelier/across/ 放送日:1月12日(土)14時40分〜14時50分 お昼を食べたあとは、いよいよ本格的な音空間づくりがスタート。音響システムに福永さんのパソコンをつなぎ、これまでつくってきたまちの擬音語を響かせる。これからはひたすら、流しては聞き、修正があればデータを編集する、トライ&エラーの作業。改造チームは大量の再生機器を分解し、はんだづけの作業。誤作動や不具合がないかを確認しながらの地道な作業が夜まで続く。 オープンまであと4日です。[坂田]

設営初日

2013.01.07
昨年の8月から準備を進めて来たオープン・スクエア・プロジェクト[現代アート展]「福永敦 ハリーバリーコーラス─まちなかの交響、墨田と浅草」の設営が始まりました。 朝の10時、福永さん、テクニカルアドバイザーの村井さん、アサヒ・アートスクエアのテクニカルスタッフの大庭、サエグサ、事務局の岡田、坂田でテーブルを囲み、ミーティングをスタート。5日間の設営スケジュールを確認して、音響システムのセットアップ、再生機の改造、地元広報、賄いづくりなど、それぞれ仕事にとりかかります。 13時、空間全体にスピーカーが並び、配線作業が落ち着いたところで、みんなで昼食。食事の時間はリラックス。ただ、各作業の進捗が共有できる大事な時間でもあります。午後の作業目標を確認して、それぞれの持ち場へ。作業は夜の22時まで続きました。 オープンまであと5日です。[坂田]
福永さんがこれまで収集したまちの音を聞きながら、擬音語[ザーザー、トントン...etc]に吹き替える擬音語レコーディング。これまで、ドイツと日本で約60名の方に参加してもらい、擬音語づくりに協力をしてもらいました。 明日からの設営を前に、今日は最後の擬音語レコーディング。アサヒ・アートスクエアの5Fで開催しました。飛び入り参加の方も含め、朝11時から夜の20時まで、10名以上の方にご参加いただきました。 参加された皆さんが一様に「思ったより難しい」と話しているのが印象的です。ビデオを観ながら[聞きながら]、聞こえた音を即興で言葉で模倣して行くのは、普段使わない口の周りの筋肉や、脳みそを動かすのではないかと思います。身体全体を動かしながら、慣れて来ると、どんどん声が大きくなって行きます。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。 いよいよ明日から設営がスタートします。 [坂田]

音響テスト

2012.12.18
オープン・スクエア・プロジェクト 福永敦展の音響テスト。自由に会場を使ったテストは、1月の設営前をのぞけば今日が最後。 まずはテクニカルスタッフの大庭が会場内に15台のスピーカーを設置して音環境をつくります。セットアップ後、福永さんが、これまで作って来た音声素材を会場に響かせると、恐いぐらい迫力のある音空間が出現。ボリュームを調整しながら音を動かし、実際の展示空間のイメージをつくっていきました。 本番では、様々なまちの擬音語が重なりながら、広い会場に響き渡ります。今後はさらに、まちの音を素材に、人が吹き替える擬音語の素材をつくっていきます。ご期待下さい。[坂田]
photo: Gosuke Sugiyama (Gottingham) オープン・スクエア・プロジェクト 福永敦展のポスターは、今年も青焼き機を使い、さらにシルクスクリーンで文字を重ねています。青焼きならではの風合いに、シルクスクリーンのインクの質感が重ねられ、さわやかな印象を与えるポスターに仕上がりました。デザインは木村稔将さん。キャッチコピーは『暗闇に広がる、東京下町「音」風景』。 全国各地の文化施設、墨田区、台東区の公共施設を中心に掲示しています。[坂田]
福永さん滞在2日目。時差ボケの影響で、万全の体調ではない様子ですが、終日パソコンに向かい、空間でならす音の配列をひたすら検討。眠らないよう、作業部屋の暖房はオフ。 夜は雷門前や浅草のまちなかで「音」を録音しながら、昔ながらの演芸場「浅草東洋館」へ。今日は、アサヒ・アートスクエアに巨大な床を出現させた作品《フロアランドスケープ》が記憶に新しい、北川貴好さんが主宰する写真イベントが開催中。「みっけるフェス in 台東 2012」。蓮沼執太さん、タノタイガさんら、アサヒ・アートスクエアと関係の深いアーティストも参加しています。   イベント終了後、北川さんに許可をもらい、福永さん、岡田、坂田でチラシを配りながら展覧会を紹介。毎回、企画を端的に説明することの難しさを痛感しているのですが、今回の作品はとくに作品のビジュアルがあるわけでもないので、余計に説明に時間がかかります。   「暗闇の空間を自由に動き回る」、「まちの様々な音に出会って行く作品」、「まちの音」、「音をそのままではなく、擬音語に吹き替えます」「体験型インスタレーション」、「体験しないと分からない作品」...などなど、色々な言葉を使ってご説明。説明するなかで、言葉の開発。[坂田]
いよいよ一ヶ月後に迫って来た福永敦展「ハリーバリーコーラス―まちなかの交響、墨田と浅草」のプレイベントを開催しました。 今日のワークショップ「ざわめき隊 まちなかの音をえがこう!!」は、まちの音をきいて、音のかたちを大きなカッティングシートに描こうというもの。シートは、福永さんの手によって切り抜かれ、展覧会会期中に、アサヒ・アートスクエアの外壁を彩ります。 用意したシートのサイズは、幅1メートル、長さ20メートル。考えてばかりで、手を動かさないと、簡単には終わらない大きさ。講師の岡平愛子さん、木内聡子さんの進行で、幼稚園に通う子から大人まで、皆で一斉にシートに擬音語とまちで出会ったモノやコトも描いて行きます。 みなさんモチベーションが高く、予定の終了時刻よりも早く終了。このシートが1/12からの会期中に、どのように、アサヒ・アートスクエアの外壁を変身させるのか。みなさんご期待ください。[坂田]
今日は場所を新宿に移して広報ミーティング。デザイナーの木村稔将さんにご参加いただき、主にチラシのメインビジュアルについて検討。   まちの「音」をテーマにした今回の作品。どういった視点から、今回の作品をビジュアル化していくのか、またどのようにドキュメントしていくか。その辺りを、ディスカッションしながら、あーでもない、こーでもないと3時間。   福永さんのドイツ帰国後の宿題がまた増えてしまいましたが、チラシ、ポスターの方向性が定まりました。11月中旬に全国の文化施設で配布、掲示予定です。お楽しみに。   福永さんの2週間の日本滞在も、いよいよ明後日が最終日。この2週間、毎日へとへとになるまで動き回った成果は、着実に作品に反映されています。明日は「隅田川ジャンクション」。飛び入り告知枠で、簡単なプレゼンをしてもらいます。[坂田]
リサーチ開始から10日が経過。今日は作品制作をテクニカル面でサポートしていただく村井啓哲さんとの顔合わせ。 これまで、今日の打合わせを目標に、リサーチや音響システムのテストなどを続けて来た福永さん。 リサーチの結果も踏まえた、現段階の作品プランをプレゼン。   村井さんと大庭で出て来たアイデアの具体化の方法を検討していきます。作品の要素で、どの部分を重視していくか、その力点がかなり明確になってきました。実現するシステムが見えて来たので、これからは鳴らす音の素材づくりに集中していきます。[坂田]
一昨日に続く、音リサーチの2日目の模様。自転車に乗って墨田と台東のまちをリサーチ。神社や町工場にお邪魔して、隅田川の昔と現在についてお話をお聞きしました。明日以降もリサーチは続きます。[坂田]
今日は1日中、テクニカルスタッフの大庭と音響システムのテスト。福永さんがドイツで作ってきた擬音のサンプルを、複数のスピーカーで鳴らしながら、アサヒ・アートスクエアの音環境を把握することが目的。   ドイツの自宅で聞いていた音と、実際にスクエアで聞く音の違いを感じること、そしてそれを生かして、作品の音響システムのプランを練っていきます。   本番まであと約4ヶ月。どのような作品に仕上がるか、ご期待下さい。プロジェクトの詳細はこちら。[坂田]
「オープン・スクエア・プロジェクト」の参加アーティスト、福永敦さんのリサーチが始まりました。   朝10:00、アサヒ・アートスクエアを出発。町工場の音、川の音、車の音、気になる音を辿って、まちをどんどん歩いて行きます。今日でひとまず、墨田区の南東エリアを一週しました。夜は、集めた音の素材を整理。リサーチは明日以降も続きます。[坂田]
アサヒ・アートスクエアを「全面開放」し、創造性豊かなアーティストと創造力を刺激する空間が出会うことで、両者の新たな可能性を提示することを目指す「オープン・スクエア・プロジェクト」。公募で選ばれた、第二弾の参加アーティスト福永敦さんが、拠点のベルリンからリサーチのため日本にやってきました。   福永さんは、来年[2013年]1月に、アサヒ・アートスクエアの空間全体を使い、まちの「音」を素材に、大型インスタレーション作品を発表する予定です。今回の来日は2週間、その間に、空間での音のテストや、まちのリサーチ、録音作業を行う予定です。   到着早々、会場の下見をした後、夜はアーティストトーク。聞き手は、アサヒ・アートスクエア運営委員、美術ジャーナリストの新川貴詩。福永さんのこれまでの作品の紹介、そして、1月の新作の構想について語っていただきました。   言葉の擬音・擬態表現をテーマに作品を制作する福永さんが、今回のプロジェクトで注目するのは、東京下町の代名詞、浅草と墨田のエリア。そこで集めた音を素材に、無数の擬音でアサヒ・アートスクエアを埋め尽くそうと考えているとのこと。これまでは、擬音をビジュアルで表現してきた福永さん。その方法論を、今回は音に落とし込み、展開します。どのような体験をもたらす作品になるか、とても楽しみです。ご期待下さい。 展覧会情報 タイトル:「福永敦 (仮)隅田川、雷門通りから吾妻橋辺りで」展  会期:2013年1月12日[土]—2月3日[日] 会場:アサヒ・アートスクエア[東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F] 開館時間:11:00-19:00  *休館日:火曜日、および1月27日[日] 料金:500円[会期中再入場可]、高校生以下無料 主催:アサヒ・アートスクエア 協賛:アサヒビール株式会社   トーク終了後は、ウェルカムパーティーと「まち音ブレスト」。会場内に、周辺エリアのマップをおいて、集まったみなさんに協力してもらいながら、まちの特徴的な音を集めました。   明日から、今年のオープン・スクエア・プロジェクトが本格的にスタートします。[坂田]