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自主事業・Grow up!! Artist Project

東京映像芸術実験室 presents
山城大督展『VIDERE DECK/イデア・デッキ』

東京映像芸術実験室 presents
山城大督展『VIDERE DECK/イデア・デッキ』
アサヒ・アートスクエア/東京映像芸術実験室実行委員会

2013.12.19→2013.12.25
「ここ」と「どこか」をシンクロさせる、想像じかけの再生装置

一年間にわたる「東京映像芸術実験室」を通して独自の映像表現を探求してきた山城大督が、3年ぶりの個展『VIDERE DECK /イデア・デッキ』を開催します。
「 ある時間と時間、ある場所と場所を結びつける映像の力に魅了されている」と語る山城は、映像の時間概念、世界認識の在り方に関心を抱き、それらを多様なアートフォームに展開する作品を様々に発表してきました。ある住宅街を舞台に50人の少年少女が同時間帯に自宅のピアノを演奏するツアー型コンサート《Time flows to everyone at the same time.》(2010)や、偶然並走する電車の乗客を捉えた映像作品《TOKYO TELEPATHY》(2011)といった作品には、そうした映像的な感性を色濃くみることができます。
本展で 山城は高さ6 m 、総面積約260m²のアサヒ・アートスクエアの空間を舞台に、マルチ・チャンネルのビデオ・インスタレーション《The Mirror Stage》を主とした新作を発表します。タイトルにある VIDEREとは、VIDEO[ビデオ]の語源とされ、「見る」を意味するラテン語。アサヒ・アートスクエアの空間に広がる「見るためのデッキ」は、あなた自身を見る装置となり、「ここ」と「どこか」をシンクロさせる、 想像力の再生装置となるでしょう。今この瞬間、同時に存在するこの世界の広がりを体感する展覧会『VIDERE DECK /イデア・デッキ』をじっくりとお楽しみください。

・開催概要
日 時|2013年12月19日[木]― 12月25日[水] 11:00-21:30  *会期延長しました!
入場料|500円
主 催|アサヒ・アートスクエア/東京映像芸術実験室実行委員会
助 成|アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協 賛|アサヒビール株式会社
協 力|多摩美術大学情報デザイン学科 情報デザインコース 問合せ|アサヒ・アートスクエア 
Tel. 090-9118-5171 / E-mail aas@arts-npo.org


・関連イベント(イベント開催中も展示はご覧いただけます。)
12.19[木] 19:30 - 20:30
オープニングトーク「山城大督の時間について」
野村政之(こまばアゴラ劇場・劇団青年団/アサヒ・アートスクエア運営委員)、山城大督
*終了後、オープニング・パーティー「お・も・て・な・し!」を開催します。

12.20[金] 19:30 - 21:00
映像への対話 vol.5「運動と革命と映像と僕たち」
丹羽良徳(アーティスト)、山城大督


12.21[土] 19:30-21:00
映像への対話 vol.6「今日の映像表現/山城は何をしたいのか?」
島貫泰介(美術ライター/アサヒ・アートスクエア運営委員)、泉太郎(美術作家)山城大督

12.22[日] 19:30-21:00
映像への対話 vol.7「ナデガタの中の映像について」
中崎透(美術家/Nadegata Instant Party)、野田智子(アート・マネージメント/Nadegata Instant Party)、山城大督

12.23[月・祝] 19:30-21:00
映像への対話 vol.8「『VIDERE DECK』を考察する」
服部浩之(国際芸術センター青森学芸員)、齋藤理恵(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)、山城大督

12.24[火] 19:30-21:00
映像への対話 vol.9「いま映像で表現する意味って何ですか?」
高橋瑞木(学芸員、水戸芸術館現代美術センター)、山城大督

12.25[水] 19:30-21:00
映像への対話 vol.10「これからの映像とは」
伊藤ガビン(ボストーク/女子美術大学短期大学部教授) 、山城大督


・プロフィール
山城大督 Daisuke Yamashiro
美術家・映像ディレクター。1983年大阪生まれ。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ展開し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2007年よりアーティスト・コレ クティブ「Nadegata Instant Party (中崎透+山城大督+野田 智子)」を結成し、他者を介入させ出来事そのものを作品とするプロジェクトを全国各地で発表している。
http://www.yamashirostudio.jp/


・プロジェクトについて
「東京映像芸術実験室」
アーティストが自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点 からじっくりと「考える」機会を提供するGrow up!! Artist Project。2013年は美術家・映像ディレクターの山城大督が一 年間にわたり、様々なゲストとの対話や実験を通して、これまで 表現手法としてきた映像表現について再考する『東京映像芸 術実験室』をアサヒ・アートスクエアを拠点に展開しています。

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